定期健診の重要性

虫歯や歯周病など歯の問題に悩まされないためには定期健診が重要になります。

歯科医院といえば虫歯の治療、というイメージが強いものです。 そのため、歯が痛くなったら訪れる、あるいは治療が終わったら足が遠のくことが多いようです。しかし歯科医の役割は歯の治療だけではありません。歯のメンテナンスも大きな意味を持っています。それが定期健診です。

日本人は欧米人に比べて定期健診を利用する機会が少ないといわれています。予防医学という概念が普及していないこともありますが、 歯のメンテナンスの重要性を意識していないことも大きな原因です。

歯の問題を予防・解決するためには歯磨きなどの自分で行うケアと、歯科医院で行うケアの両方が必要だといわれています。 スナック菓子やアルコールなど、現代社会は虫歯になりやすい食生活を送りがち。自分のケアだけでは追いつかないことが多いのです。

最近ではPMTCと呼ばれる歯のクリーニングを行っている歯科医院もあります。歯石の除去による虫歯の予防だけでなく、 表面にこびりついている汚れを落とすことで黄ばんでしまった歯を白くすることも可能です。審美的な歯の問題を解決することもできるのです。 費用も２０００円〜４０００円程度。虫歯になって治療にかかる負担を考えればそれほど大きな出費とはいえないでしょう。

定期健診は３ヵ月〜６ヵ月程度に１回受けるのが理想的と言われています。そのたびに歯の健康状態をチェックし、 歯の掃除をすれば虫歯をはじめとした歯の問題の対策を万全な状態にすることができるでしょう。問題が発生してから面倒をかけるのではなく、ちょっとの面倒と出費を惜しまないようにすると、お財布にも歯にも良い結果となるのです。